「木の精密機械」と言われるピアノを組み立てる職業です。

ピアノは約8000個の部品をいくつもの工程を経て創り上げていきます。骨組みとなる支柱の組み立てや塗装、弦を張る作業は機械で行われる作業も多いものの、最終的には人の細かい手作業や何百、何千という繰り返しの調整作業が必要とされます。日本では特別な資格は必要ありませんが、海外では資格試験がある国もあります。

ピアノメーカー、ピアノ製造工房などに就職をして、まずはベテランのピアノ組立工のもとで見習いからスタートするのが一般的です。

特に必要な資格はありませんが、調律師になるための専門教育を受けた人、調律師として実際に働いていた人などは優遇されるようです。未経験であっても組立工となるのは可能ですが、最終調整としての調律を行う事になるので、調律について学ぶ事は必須となります。