一般住宅、その中でも木造住宅の新築、増改築の計画や施工などを行います。

最近は鉄筋や鉄骨造りの建築も増えていますが、内部の木質部分の加工や取り付けを行うことも多くなっています。建築主との工期計画の策定や費用見積もり、技術者の手配や工事の進捗管理など仕事内容は多岐にわたります。大工は工務店の経営者であることが多く、その場合は技術だけではなく幅広い知識やマネジメント能力も必要となります。

特に学歴や資格は必要とされません。

働き方としては、工務店への入職や大工の親方（棟梁）に弟子入りする方法、公共職業訓練校や事業所内職業訓練校で所定の訓練を行った上で事業所へ就職する方法などがあります。技術と統率力が向上すれば独立も可能です。

工務店の経営者になる場合、規模の大きな木造住宅の設計、工事管理をするためには、「2級建築士」や「木造建築士」の資格が必要です。そのため、親方の多くは、2級建築士や木造建築士資格を保有しています。また、経営者になると工程、品質、原価など工事を管理していくための知識や指導力が求められます。